花嫁の身の代金 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
エリザベス女王没後のイギリスは、内政も外交も揺れていた。適齢期を迎えたデボラもそのあおりを受け、今や協調国となったスペインの貴族、ドン・マノラ・コルテスの息子ミゲルとの婚約が進んでいる。ところが、宮廷の仮面舞踏会で出会ったド・ヴィア侯爵が、尊大にもミゲルの悪行をデボラに訴え、結婚を取りやめるよう忠告した―ご丁寧にキスまでつけて!宮廷一の美貌を誇るド・ヴィア侯爵は、いわば国王専属の海賊で、彼女からすれば、ならず者にほかならない。彼はミゲルを憎んでいるのか、吐き捨てるように言い放った。「警告しておこう。コルテス家のものであるならわたしはなんでも奪い取る。ミゲルの花嫁も例外ではない」。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ヘリス,アン
イギリスはケンブリッジに住んでいる。イギリスではすでに三十作以上の著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
淑女と娼婦 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
なぜスザンナの頼みを引き受けてしまったのだろう?ルシール・ケラウェイは後悔することしきりだった。ほんの一、二週間、亡くなった父の家に、姉のふりをして住むくらいなら、何も問題はないと思った。双子の姉妹ゆえ、スザンナとは顔立ちは似ている。それにイングランド東部の村の一軒家なら、訪れる人もいない。けれども、姉はロンドン社交界で名を馳せる高級娼婦!ルシールとは化粧も違えば、装いもふるまいも違う。たった一つの虚がこんなに厄介ごとを引き起こすなんて…。まずは、村人から冷たい仕打ちを受けた。スザンナのかつての愛人が金の無心に来たりもした。そして、家主であるディリンガム領主のシーグレイブ伯爵。彼はルシールを娼婦と信じて侮辱したあげく、なんと愛人になれと言いだしたのだ。でも、一番の問題は、ルシール自身にあった。彼に誘惑されたくてたまらないのだから―。
Book Description
The Cyprian and the Bluestocking! Lucille and Susanna Kellaway are as unalike as twins can be! Lucille is a dedicated scholar and Susanna is a high class courtesan. When Lucille agrees to occupy Susanna's house for a few weeks to help her sister claim an inheritance, she scarcely expects to tangle with the enigmatic landlord, the Earl of Seagrave...
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永遠(とわ)の詩―愛のサマーヴィル (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
見上げるほどの上背に黒い眼帯、女心をとろかすような笑み。エミリーンはひときわ目立つジェイミー・ハーコートを見て、妹が恋した相手に間違いない、と確信した。そして、彼が妹を殺した真犯人であるということも。女遊びにうつつを抜かす享楽的な人物であっても、彼はどこか秘密めいた暗い影を持っている。それは風貌のせいか、あるいは殺人者だからなのか…。エミリーンは忠実な使用人の手を借りて、ジェイミーを拉致し、自宅の地下室に監禁して問いつめた。手足の自由を奪われたまま、ジェイミーは罪を否定した。情事については身に覚えがあるが、人殺しはしていない。しかし、いま考えなくてはならないのは、ある重要人物との約束の時間までに、ここを出ることだ。エミリーンに―あの無垢な魅力に―じゃまされるわけにはいかない。
罪深きワルツ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「わたしと結婚していただきたいのです」レベッカは、破産寸前のウィルにそう切りだした。すばらしい美貌と巨万の富に恵まれた彼女は、信用の置けない男たちを遠ざけるため、信用の置ける“ひも”を雇うことに決めたのだった。一方のウィルは亡き父の借金を返済できず、今やいつ監獄に送り込まれるか知れない身。渡りに船とばかり、彼はレベッカの申し出を受け入れる。しかし、順調だった形ばかりの結婚の歯車は、レベッカがウィルの過去を知ったとたん、狂いはじめた…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
マーシャル,ポーラ
イギリスはレスターに生まれ、ノッティンガムで育つ。勤め先の資料図書館で同じ司書の夫と出会い、結婚。三人目の子が学校に入ったのをきっかけに英語の臨時講師として働きはじめるが、その後再び大学で歴史を学び、学士号を取得した。そこで得た知識を歴史ロマンスの執筆に役立てている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
後悔と真実 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
これで、十九人目の求婚者を断ったことになる。ポリー・シーグレイブは憂鬱な思いだった。五年前、ヘンリー・マーチナイト卿との駆け落ちを拒んで以来、すっかり結婚に対する興味を失ってしまった。もしあのとき、彼の胸に飛び込んでいく勇気があったなら…。一方、当時から放蕩者と噂されていたヘンリー卿も、最近ますます荒んだ生活を送っているようだ。社交界で顔を合わせるたびに、ふたりは避け合っていた。もうそろそろ彼と話し合い、過去を清算して、このやりきれない状態から脱するときが来たのでは。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
コーニック,ニコラ
イギリスのヨークシャー生まれ。詩人の祖父の影響を受け、幼いころ歴史小説を読みふけり、入学したロンドン大学でも歴史を専攻した。卒業後、いくつかの大学で管理者として働いたあと、本格的に執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
婚約のゆくえ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
温泉保養地バースを訪れたアビーはあるパーティーで、祖父の名付け子のバートと再会した。数年前、アビーは彼にプロポーズされたが、断った過去がある。バートが祖父を喜ばせるためだけに求婚したとわかっていたからだ。お祖父さまはバートがここに滞在しているのを知って、私に温泉を勧めたにちがいない。まだ諦めてなかったんだわ!その手には乗らないとばかり、アビーはつとめて冷ややかにバートに接した。ところが、彼に同行していた妹がアビーになつき、どうしても一緒にピクニックに行きたいと言いだして…。
内容(「MARC」データベースより)
温泉保養地バースを訪れたアビーは、祖父の名づけ子のバートと再会した。数年前、アビーは彼からのプロポーズを断った。バートが祖父を喜ばせるために求婚したとわかっていたからだ。アビーは冷ややかにバードに接するが…。
砦の姫君―導かれし勇者たち〈2〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
“愛なんて吟遊詩人のためにあるもの”“女は高価な馬のように最高落札者に与えられる”これがシャーボーン城の女城主となったレディ・アリスの持論だった。実際、亡くなった父親より年上のダンスタン男爵との結婚を命じられ、どうやって逃れるか、必死に考えているところなのだ。その夜も、婚礼を急ぐ男爵の使者らしき騎士の一団が城を訪れた。そうよ、夕食に腐った肉のシチューでもあげればいいわ。そんなアリスの思惑どおり、客人たちは食あたりを起こしたが、あろうことか翌日、彼らは旅の途中で宿を借りただけだと判明した。その上、唯一元気なトーマスという騎士がアリスを侍女と思いこみ、巧みな誘惑を仕掛けてきた。最悪の状況の下、アリスは迷った。結婚はしたくない。でもこの人と、束の間の戯れなら…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
シーモア,アナ
長くジャーナリズムの世界に身を置いていたが、物語の持つ魔法は決して忘れず、今こうして自分がその魔法を紡ぎ出す側に回ったことに幸せを感じていると語る。米ミネソタ州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
夜が明けるまで (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
デア伯爵がエリザベス・カーステアズに初めて会ったのは、フランス人アンリ・ボネが経営するロンドンでも有名な賭博場の貴賓専用サロンだった。一目見た瞬間から、デア伯爵の視線は彼女に釘付けになった。それほどエリザベスは美しく、賭博場のディーラーとは思えぬ気品が感じられた。彼女は間違いなくボネの情婦で、明らかに虐待を受けている。育ちもよさそうな彼女がいったいどうして身を落としたのか?そんなことを考えるうちに、ボネと一対一の勝負になっていた。そして相手の持ち金が底をついたと知ったとき、彼は貴族にあるまじき言葉を口にした―その女を賭けろ、と。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ウィルソン,ゲイル
作家になる前は高校で英語と世界史を教えていた。ロマンス小説界の由緒あるRITA賞をはじめ、数々の賞を獲得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
乙女の告白 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ロンドン社交界きっての伊達男マーカス・ラングリーは自ら独身主義を標榜し、美女たちと戯れていた。フランスとの戦から帰還した彼にとって、貴族社会の爛熟ぶりは虚しいだけだったのだ。そんな折、大おじが亡くなり、マーカスは領地の管理を任された。着いてみれば地所は荒れ果て、屋敷の中は見るも無残な状態だ。家政婦がいるはずなのに、なんたる怠慢―怒ったマーカスは老僕が止めるのもきかず、家政婦の部屋に入っていった。だが、そこには瀕死の娘がベッドに横たわっていた。娘の青灰色にけぶる瞳を見たとたん、マーカスは胸をつかれた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ロールズ,エリザベス
イギリスのケント生まれ。父の都合で幼少期を過ごしたオーストラリアのメルボルン、パプア・ニューギニアの生活が執筆に興味を抱くきっかけとなった。ニューサウスウェールズ大学では音楽学を専攻し、音楽教師も経験。現在はメルボルンで夫と犬、猫と暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
処女の泉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ギルクライストが“処女の泉”のほとりで助けた女は、彼に新たなわざわいの種をもたらした。下着姿で倒れていた彼女は記憶を失い、名前もレイチェルとしかわからない。ギルクライストはデヴィッドソン一族の長として一刻も早く花嫁を迎える必要があった。それなのに、素性も知れぬ彼女のことがどうしても忘れられなくなったのだ。漆黒の髪、透き通るような肌、薔薇色の頬―貴婦人のようだが、娼婦かもしれない女。レイチェルをわがものにすることは、確実に彼の地位を脅かす。しかも、右半身にひどい火傷を負った彼は、いまや剣を持つのもままならない。だが、何をするにしても遅すぎる。ギルクライストはまちがいなく恋に落ちていたのだから。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ブラウン,デブラ・リー
1997年からロマンス小説家を志し、本作「処女の泉」がデビュー作となる。地質学者として北極で働いた経験があり、アルプスやシエラ・ネヴァダ山脈をたびたび訪れる冒険好き。カリフォルニア州出身で、頑固なスコットランド人の夫と大型犬オールド・イングリッシュ・マスチフが創作意欲を刺激する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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